【必見】最新版Amazon出品「製品コード免除申請」申請方法と注意点を解説!
(最終更新日:2024/04/03)
こんにちは!
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今回のテーマは「製品コード免除申請」です。
Amazon出品様の中には、製品コード(JANコード)がない商品をAmazonで販売したい場合があるかと思います。
例えば、JANコードの申請をしていない商品、JANコードを取得している商品をセット商品化して販売するためのJANコードを保有していないなど、このように製品コード(JANコード)がないケースがございます。
原則、AmazonではJANコードといった製品コードがない商品については登録ができませんが、Amazonから承認を得ることで「製品コードがない商品でも出品することが可能」です。
申請するだけとはいえ、年々申請フローが変更になったり、一発で申請が通過せずお困りの出品者もいらっしゃることでしょう⋯。
アグザルファでは「製品コードが無い商品」であっても、スムーズにAmazonで出品開始ができるように「製品コード免除申請」をサポートするケースがございます。
今回は、「製品コード免除申請」をこれから進めたい、もしくはお困りのAmazon出品者様のために、Amazonにおける「製品コード免除申請」についてメリットや申請方法を注意点を交えながら解説していきます!
目次
Amazon「製品コード免除申請」とは?
Amazonへ商品を出品するためには、原則として「製品コード*」が必要となります。
*「製品コード」については後述で簡単に解説しています。
しかし、小規模展開しているオリジナル商品やハンドメイド商品などは製品コードが無い(もしくは取得していない)場合があります。
先ほども記載いたしましたが、Amazonでは原則として製品コードのない商品は出品登録をすることができません。
ですが、Amazon側に適切な手続きを申請する「製品コード免除申請」を行うことで、” 製品コードが無くてもAmazonへ出品が可能 ” になります。
もし、これまで「製品コードが無いからAmazonへの出品を諦めていた⋯」といった方は、Amazon出品へ挑戦できる糸口になるかもしれません。
・製品コードが無い商品を取り扱っている出品者様
・これからAmazonに出品を検討されている出品者様
上記に当てはまる出品者様にもぜひ知っていただきたい内容になりますよ!
製品コード免除申請については、「商品単位」ではなく「商品カテゴリ」ごとに製品コードの免除を申請することができます。
例えば、犬のおもちゃなどの「ペット用品」の商品カテゴリで一度申請が通過すれば、その後、新規商品登録を行う際に「ペット用品」のカテゴリ商品は、全て製品コード無しで出品が行えるということです。
※注意※
長期間(約1年ほどが目安)、製品コード免除申請が承認されたブランド名で商品登録を行っていない場合、製品コード免除申請の権限がシステムによって自動で削除される可能性がございます。
以前、申請が通過しているにもかかわらず、エラーが出た場合には再度申請が必要となるケースもございます。
そもそも製品コードとは?
製品コードとは社により発行されるGTIN (Global Trade Item Numbers)と呼ばれる国際基準の商品識別コードのことを指します。
製品コードには、日本で使用されているJAN(JANコード)だけでなく、ISBN(国際標準図書番号)、EAN、UPCなどがあります。Amazonではこれらの製品コードを使用して、販売する商品を識別して管理しています。
主GTINに含まれる製品コードは下記のとおりです。
■ISBN (International Standard Book Numbers)
ISBNは本に使用される製品コードで、通常は刊行日に関連付けられています。
■JAN (Japanese Article Numbers)
JANは日本のマーケットプレイス向けの商品に特に使用される製品コードの一種です。
この製品コードは、International Article Numberとも呼ばれます。
■EAN (European Article Numbers)
EANは、ヨーロッパマーケットプレイス向けの商品に特に使用される製品コードの一種です。
この製品コードは、International Article Numberとも呼ばれます。
■UPC (Universal Product Code)
UPCは商品を出品する際に使用する、一般的な製品コードです。
各製品コードの詳細については、下記画像をあわせてご参照くださいませ。
■ASIN(Amazon Standard Identification Numbers)
AmazonではGTINを登録した商品は、ASIN(Amazon Standard Identification Numbers)と呼ばれるAmazon独自の製品コードと紐づけて、カタログの管理を行っています。
そのため、下記の画像のようにセラーセントラルの商品登録のページ(メニュー>カタログ>商品登録)で、GTINを入力し検索することで、その商品がすでにAmazonサイト上で販売されているかどうかを確認することが可能になっています。
Amazon「製品コード免除申請」のメリット
「製品コード免除申請」を行うメリットは主に2点挙げられます。
メリット①:製品コードが無い商品でも出品が可能
前述の通り、世界には商品を識別するために製品コードが存在し、基本的にはそれぞれの商品に製品コードを割り振って管理しています。とはいえ、中にはハンドメイドのアクセサリや食品、自動車部品など製品コードがない商品も世の中には数多くございます。実際の商取引においても、製品コードがなくても販売は可能です。
このように、製品コードがない商品であってもAmazonでは「製品コード免除申請」の承認を得ることで、Amazonで販売が可能となります。
メリット②:製品コード不要で「セット商品」の出品が可能
「製品コード免除申請」を行うことで「セット商品」の販売を行う際に、製品コード不要で出品が可能になります。
例えば、調味料の単品、2個セットや3個セットを販売しようとした場合、原則では2個セット・3個セットそれぞれにJANコードを発行し、商品登録を行います。
ですが、今回の「製品コード免除申請」を行うことで、JANコードを発行せずとも2個セットや3個セットに組み合わせたセット商品を出品することが可能となります。
そのほかにも、シャンプーのボトル入りと詰め替えセットといった組み合わせでも、上記と同様に対応が可能ですので、限られた商品数でも様々なバリエーションを作れることもポイントです。
アップセルやクロスセルといった施策を推進することが可能となり、商品の登録を簡単にするほか、施策の幅を広げることにもなります。
Amazon「製品コード免除申請」の注意点
「製品コード免除申請」の概要やメリットを理解できたところで、押さえておきたい注意点を4点解説いたします。
注意点①:一部の商品が申請対象外
主要ブランドの場合、JANコードの申請が必須になります。
さらに、下記表のカテゴリーに該当する場合は、そもそも出品禁止になっている、もしくは製品コードが必須となっているケースがございますので、免除申請の対象となっているか事前に確認が必要です。
注意点②:「ブランド名+商品カテゴリ」のセットで申請
製品コード免除申請はブランド名と商品カテゴリのセットで申請する必要があります。
例えば、ブランド名が「アグザルファ」で商品カテゴリが「ペット用品」で申請が承認された場合、「アグザルファ」のブランド名で「ベビー&マタニティ」の別の商品カテゴリに製品コード免除で出品することができませんので、ご注意ください。
「アグザルファ」で申請が承認されている場合、「アグザルファ。」「アグザルファ!」みたく、文字並びが一部一致しないブランド名での登録もできません。
ブランド名を申請した名称と一字一句、完全一致させる必要がありますのでご注意ください。
仮に、誤ったブランド名または商品カテゴリで承認された場合や別のブランド名・商品カテゴリの組み合わせで製品コード免除申請をやり直したい場合は、再度新しく製品コード免除申請をして承認されることで、出品することができますのでご安心ください。(誤ったブランド名や商品カテゴリで承認された場合でも同様です)
注意点③:申請可能なコンディションは「新品」のみ
製品コード免除申請はコンディション(商品の状態)が「新品」のみ適用可能です。
「中古」のコンディション商品は申請することができませんのでご注意ください。
注意点④:大口出品者のみ申請可能
製品コード免除申請は大口出品者のみ申請することが可能です。小口出品者は申請不可です。
小口出品者で製品コード免除申請を利用したい場合は、大口出品に切り替える必要があります。
切り替え方法についてはこちら(セラーセントラルヘルプページ)をご参照ください。
Amazonの「大口出品と小口出品」の概要や違いについては以下記事をご参考ください。⬇︎
Amazon「製品コード免除申請」の手順
製品コード免除申請の概要やメリット、注意点を理解できたところで、製品コード免除申請を行ってみましょう!
実際の作業画面と合わせて解説しますので、ぜひ手順に沿って申請を進めてみてくださいね。
■事前準備①:画像
事前に、申請時に提出する「画像2枚(最大9枚)」をご準備ください。
- 申請時に入力したブランド名が、商品またはパッケージに記載されているブランド名と完全に一致していること。
- 画像が、商品とパッケージの実際の写真であること。つまり、写真をクリックすると、商品とパッケージを手に持っている状態になったり、テーブルの上に置いている状態になったりする必要があります。
- パッケージや商品にブランド表記が恒久的に貼付されていること。
- 商品や商品パッケージにGS1承認のバーコードを使用していないこと。GS1承認のバーコードがある場合は、製品コード免除を申請する代わりに、そのバーコードを使用して商品を出品できます。
※注意※
- 「画像」というのは、ブランド名が印字されているパッケージ写真などで、正面・横・後ろから多角的に撮影されたものがあると良いでしょう。
Amazonとしては、「その商品にJANコードがないこと」と「ブランド名に誤りがないこと」の2点を確認する必要がありますので、その2点が証明できるよう商品全体の画像を用意するようにしてください。 - 「画像」は商品ページに使用する画像ではなく、実際の商品画像になります。
そのため、背景の削除を含むデジタル加工された画像では受け付けてもらえませんので、テーブルに置いた商品画像等をご用意ください。 - 「ブランド表記が恒久的に貼付されている」とは、シールで張り付けてあるなど一時的に貼り付けられるものは申請が棄却される可能性があります。
できる限り、パッケージにブランド名等が印字されているものをご用意ください。
■事前準備②:カタログ出品申請(ブランド名の使用申請)
「製品コード免除申請」の手順において、カタログ出品申請(ブランド名の使用申請)が必要な場合があります。
製品コード免除申請に進む前にカタログ出品申請の画面に遷移しますので、こちらの申請を進めましょう。
カタログ申請については下記のブログを参照ください。⬇︎
■「製品コード免除申請」の手順
2023年8月頃に「製品コード免除申請」の手順が変更になりました。
2023年8月以前までは在庫ファイルによる一括商品登録の処理レポートに記載されたURLからも申請が可能でしたが、2023年8月以降は下記で解説する手順に統一されております。
①右上の三本線(メニュー)>「カタログ」>「商品登録」>「Amazonで販売されていない商品を追加します」をクリックします。
➁「検索」または「参照」から製品コード免除を申請するカテゴリーと商品タイプを選択します。
③商品登録の画面へと遷移しますので、「製品コード」の必要項目(*のマークがある項目)を入力し、製品コード(JANコード等)の項目は「製品コードがありません」にチェックし、「次へ」をクリックします。
④製品コード免除申請が必要な場合は「GTIN免除が必要です」が表示されますので、「今すぐ申し込む」をクリックします。商品が免除の対象外である場合は、続行できません。
(このクリック後、カタログ出品申請(ブランド名の使用申請)が必要な場合は製品コード免除申請の前に、カタログ出品申請の画面に遷移しますので、こちらの申請をします)
⑤下図の申請フォームに必要事項を記入し、送信をクリックします。
内容は「商品名」と事前にご用意いただいた「画像」の2点となります。
商品名はASINに登録する商品名をご記載ください。
申請作業は以上となります!
■「製品コード免除申請」申請後の流れ
製品コード免除申請後は、申請した内容に問題がなければ、48時間以内にAmazonから出品権限付与のメールが届きます。
右上の三本線(メニュー)>「カタログ」>「出品申請を表示」からステータスの確認を行うことができます。
「不許可 」となった場合、詳細を確認する際は上記画面から「ケースの履歴」で申請のステータスを確認することができます。
万が一、申請が通らない場合はテクニカルサポートに理由を確認してみましょう。
まとめ
製品コード免除申請について、ご理解いただけましたでしょうか?
今回の記事を簡単にまとめると下記の通りとなります。
- 製品コードのない商品については「製品コード免除申請」をして、Amazonに承認されることで出品可能となる。
- 製品コード免除申請をするメリットは下記2点
①ハンドメイド等の製品コードがない商品を出品することができる
➁セット商品を作成し、出品することができる- 製品コード免除申請の注意点は下記の通り
・一部対象外商品がある
・申請はブランド+商品カテゴリごと
・対象はコンディションが新品のみ
・大口出品者が対象(小口出品者は大口出品者に切り替えの必要あり)- 出品申請の手順は『「製品コード免除申請」の手順』を参照ください。
製品コードが無い商品の出品にお困りの出品者様がおられましたら、まずはお気軽にAmazon専門コンサル・運用代行のアグザルファまでご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました
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